ウォールアンカーの外し方
以前、このブログで紹介したベランダ照明用ライティングレールの設置場所を変更することになりました。
しかし、問題はレールを止めていたウォールアンカー。このままにしておくと格好が悪い。そこで除去することにしました。
ウォールアンカーはがっちりと壁に固定されている
石膏ボードからある程度の加重物が落ちないようにウォールアンカーは壁としっかり接合しています。
さて、これをどのように抜去しましょうか。
まずは傘を閉じさせる
なんにせよ、今は開ききっているウォールアンカーの傘を閉じさせなければダメです。
そこで、穴よりも径が小さなプラスドライバーを穴の奥まで差し込み、トンカチで軽く10回ほどたたきました。
おっ!浮き上がりました。
ハンマーでたたいたあと、ラジオペンチで頭部ひいてみると、傘が少し閉じたためアンカーと壁との間に隙間ができました。
でも、引き抜くにはまだ十分に傘は閉じていないようです。
多分、この方法では傘を完全に閉じることはできないと判断しました。
発想の転換が必要です。
頭の部分をねじ切って押し込んでしまえ
ウォールアンカーの構造を見てみます。
筒に円板が3箇所の簡単な溶接で接合されています。
発想の転換をしました。
この接合部分をねじ切ってしまって、筒を壁に押し込んでしまえば良いと。
比較的簡単に頭部がとれました
ペンチで浮き上がっている頭部をはさんでギュッとねじ切るように力を加えると「パチッ」という音がします。
これを溶接部分の3箇所で行えば頭部をとることができます。
あとは筒を壁の中に押し込んでしまえは除去?完了です。
「えっ?残骸を壁中にそのままにしておいていいの?」と思われる方も多いと思いますが、天井裏とか壁裏をご覧になる機会があったら驚くと思います。
施工業者なんていい加減なもんで(しっかりとした業者さんもいらっしゃいます)、色色な廃材が片付けられること無く落ちています。ですから、一つぐらい加わったってどうっていうことありません。
穴埋めパテで補修して終わり
アンカーを抜去できたら、残った穴に百均とかで買った補修用のパテを塗り込んで、周囲のガラに併せた模様を刻めば終了です。
うまいことできました。