USB電源で鼻洗浄器を電池レス化

2019/12/10
テレビ番組を見ていると鼻洗浄器の話題が。以前購入したけど、電池の入れ替えが面倒になり放置してる鼻洗浄器を思い出しました。探し出して電池を入れようと中を見るとサビだらけ。調べてみると1991年製造。無理もありません。そこで、メンテナンスついでにUSB電源を用いた電池レス化を行うことにしました。

「オムロン鼻洗浄機NE-J100A」という医療用具(医療用具認証番号: 3B第411号なんて書いてある)で、20年近く前に対花粉症用に購入したもの。今どき単一電池を使用する家電はあまりなく、電池の取り替えが面倒になりずっと放置状態。

鼻洗浄器は乾電池駆動のポンプで水を排出するというかなりの重労働をするので、乾電池もすぐに空になります。

折角あるのにもったいないということで、サビ取りとオーバーホールのついでに電池レス化(AC電源化?)の検討を行いました。

まさにUSB仕様

仕様書を見るとDC 4.5V(単一乾電池3個使用時)、消費電流1100mAとあります。
これって、ほぼほぼUSBの仕様ですね。5V1AはiPhoneのアダプタの規格ですね。

電脳家庭にはいつの間にか使っていないUSBケーブルや電源が山のようにあります。材料の入手には困りません。

頑丈そうなUSBケーブルを見繕う

かなり雑な扱いをされそうなので、できるだけしっかりしたケーブルが良いでしょう。
ということで、以前、壊れて廃棄したハードディスクのUSBケーブルをチョイス。径4.8mmとかなりしっかりしたケーブルです。

USBって膨大な量のデータを扱うけど、電源用2本と情報用2本のたった4本線で構成されています。通常、電源は赤色+5.0V電源用、黒色-GND電源用と色分けされています。

この赤と黒を鼻洗浄器にハンダ付けしてしまえば作業終了です。

ドリルで穴を開け、ハジカミ設置、ハンダ付け

ドリルで4.8mmの穴を開け、コードが動かないように固定するため2mm径のアルミ線でハジカミを設置。ケーブルが抜けると面倒だから何らかのコードの抜け防止はした方が良いですね。

さらに、赤線を+極に黒線を-極にハンダ付けします。
配線の位置をきれいに仕上げれば乾電池と2 wayで使えたでしょうけど、面倒だったので最短設置。USBのみの仕様となりました。

あとは分解と逆に組み立てて終わりです。

30分程度で完了と至極簡単な作業です。わざわざブログで報告するような内容ではありませんね。

完成です

これで電池切れの煩わしさも無く使いやすくなりました。

まぁ、ちょっとスタイリッシュじゃ無いけど家庭使用だし合格ですね。

これで花粉症対策も万全です。

漏電してもたかが5V 1A、たいした事故にはならないでしょう。

めでたしめでたし。

こんな感じで、乾電池3本で動くような電動具は、ほとんどのものがUSB電源でまかなうことができます。