Macのディスククラッシュ、写真が消え・・・そして復活まで
突然ディスクが死んだ
写真の整理中に突然iMacが「ディスクの不正な取り出し」みたいなイチャモンを言ってきました。
そして引き続いてフリーズ。
久しぶりに電源の長押しです。
この頃のMacでは珍しいことですけど、IIcxから長年にわたるMacとお付き合いのある私にとって、さほど驚きではありませんでした。
ところが・・・
えっ?
写真が出てこない。
よく見ると、iPhotoデータを入れていた外付けハードディスクのアイコンが見当たりません。
ディスクユーティリティでもお手上げ
でも、全然あせりません。
冷静にOS付属のディスクユーティリティを立ち上げて修復を試みます。
そうしたら「ノードの構造が正しくありません」なんていう訳のわからないこと言ってきて、けっきょく「修復できません」との回答。
うwwwん
まぁTimeMachineがあるから大丈夫
この時点でもまだ焦ってません。
なぜかというと、TimeMachineがあります。
このTimeMachineはトホホの産物なのです。
半年前に東芝REGZAのタイムシフトと通常録画用に3T-HDを買いましたが、REGZAで認識できなかった悲しい出来事の産物。「MacでTimeMachineを構築すれば無駄じゃ無いよ」と強がってました。
だから、半ば「やったー!」ていう気持ちになりました。
ここにきて「汚名返上か?」、「怪我の功名」、「備えあれば憂い無し」ということで、かなりルンルンとTimeMachineを起動。
しかし…、あれれれれれ?????
肝心のデータディスクが見当たりません。
なんと、起動用のディスクのみをバックアップしていて、肝心のデータディスクは設定してなかったみたい・・・
この時点で初めて血の気が引くのを覚えました
4年分の写真データが
最も痛い被害は写真ファイルです。
長年の思い出が詰まってます。
起動用HD、DVDバックアップなどを漁ってみたところ、近過去約4年分のファイルが、どうしても回収できません。
どうしましょ
いくつか選択肢があります。
- あきらめる
Macの標準のディスクユーティリティは「修復できないからできるだけ多くのバックアップをとって初期化しろ」って言ってますが、そもそもディスクがマウントされないのだから無理。
素直にあきらめる?あきらめたくないよ! - 第三者に委ねる
ネットで探したら複数のHD修復業者さんがいるようなので、そこに頼むという選択。
でも最低五万円くらいかかりそう。
さらに、プライベート写真なのでちょっとねぇ… - 専用の修復ソフトを購入する
こうれもネットで探したら、「DiskWarrior」なる修復ソフトがあって、かなり評判が良い。
約1.5万円と少し高価だけど、試す価値はありそう。
ということで、早速、Amazonで注文しました。
DiskWarrior早々に到着。あっけなく解決。
翌日帰宅すると既に宅配便でAmazonから届いていました。
もう、破るようにパッケージを開けて、取説も熟読せず早速作業(これが事故をたびたび引き起こす原因)。
作業終了まで20分強。
何事もなかったようにハードディスクがマウントされました。
メチャ嬉しい〜
ざっと、内容を確認したところ問題はなさそうです。
予備のHDにデータを全て移して、忘れずにTimeMachineの対象に設定しました。
結構すごいことをやっているみたい
DiskWarriorの作業は簡単に終わったけど、レポートを見ると以下のようなことが書いてあって、結構すごいことをやっているみたい(訳はわからないけどね)。不安の残ることも書かれていますがね。
DiskWarriorは、ディスク“Marshal”のディレクトリを新しく構築しました。新しいディレクトリは、オリジナルのディレクトリに置き換えることができます。オリジナルのディレクトリは損傷しています。ファイル、フォルダデータの検索ができるようにディレクトリを整理する必要があります。
損失または廃棄されたファイルは、リカバーされます。
ディスクが再構築する前にマウントされていませんでした。置き換えディレクトリをプレビューした場合には、プレビューディスクのみが表示されているでしょう
オリジナルのディレクトリがかなり破損しているために、オリジナルと置き換えディレクトリの比較を完了できませんでした。 置き換えディレクトリをプレビューすることをお勧めします。
・ ツリー階層、ヘッダノード、マップノード、ノードサイズ、ノード数、ノードリンク、インデックス、さらに他のディレクトリ構造の全てのエラーを修復します。
・ 51個の紛失したフォルダが作成されました。
・ 1個のフォルダは、不正なフラグを持つディレクトリエントリがありましたが、修復しました。
・ 52個のフォルダ は、不正な項目数を持っていましたが、修復しました。
・ 2個のフォルダは、不正なテキストエンコーディング値を持つディレクトリエントリがありましたが、修復しました。
・ 4個のフォルダは、不正なキーがありましたが、修復しました。
・ 8個のファイル/フォルダ が“救出された項目”フォルダへ移動されました。
・ ボリューム情報の不正な値を修復しました。
金には換えられない大事な写真が1万円強で復活できたのは良しとしましょう。
ちなみに、問題となったHDはRegzaにも使えないので、即座にクギを打ち抜いて物理破壊の後に廃棄しました。
この手の事故は滅多に起こることではありませんが、「備えあれば憂い無し」って感じで、修復ソフトは持っていると安心ができますね。