ソフトバンク光が異常に遅いので調査してみた
ソフトバンク光が夜になると異常に遅くなる。でも体感とポイントデータだけでは文句の言いようもないので調査することにした。その結果16時半以降に急激な速度低下を起こすことが判明した。
測定方法
調査に使った環境
- LAN:NTT GE-ONU → Apple AirMac Extreme → 有線経由でPC
- ブラウザー:Google Chrome
- スピードテストアプリ:Googleインターネット速度テスト
測定ソフト
HiMacroEx.exeにて以下を自動的に実施
(HiMacroEx.exeの使い方については別記事作成予定)
- Googleインターネット速度テストに定期的(記事参照)にアクセスし、ダウンロードとアップロードの速度を測定
- その値をMicrosoft Excel にタイムスタンプ付きで記録
実施日
2i20年1月14日
実施場所
岡山県備前市
アクセス過多でGoogleに嫌われた
当初、Googleインターネット速度テストを30秒ごとにアクセスして、測定結果を記録していました。
100回を超えたあたりで「インターネット速度テストのリクエストが多くなっています。しばらくしてからもう一度お試しください。」との警告。
忠告通りしばらくしてから実施しましたが、すぐに同じエラーを生じるようになってしまいました。
これはGoogle様から目をつけられたと考え、NTT GE-ONUの再起動にて接続IPアドレスの変更を行い、さらにGoogle速度テストへのアクセス間隔を3分ごとに変更しました。
だから、下の速度分布図は最初が蜜で後半は疎になっています。
まぁ、確かに1分間に数回も同じIPから特定サイトにアクセスがあれば、天下のGoogle様としてはDoS攻撃を仕掛けられたと憤っちゃうでしょうね。
UL速度は安定しているけどDLは安定しない
200を超える経時測定をしました。
結果です。
アップロード速度はおおむね90Mbps以上(なぜか100には到達しない)を確保できていました。
しかし、ダウンロード速度はかなりのばらつきがありました。
昼間はアップロードの数値には及ばないものの50Mbpsは確保できており、どのような作業でも苦にならない速度でした。しかし、16時半以降は徐々に速度低下が生じ、19時以降は10Mbpsを下回るようになり、ついには1Mも出なくました。
この時点で、スピードテストも実行不能に。
考察
光通信の契約はベストエフォート1Gbps。
今回の測定ではアップロードでようやく最大期待値の1/10程度を獲得できました。
一方、ダウンロードの速度は安定せず、下降時には契約最大期待値の1/100にも満たない速度でした。
私の接続環境が、機器の関係でIP4接続で、高速接続を期待できるIP6ではないという点も原因かもしれません。
しかし、現実的にこのような数値になっていることは釈然としません。もしかしたら、オプション契約のIP6に誘導するために作為的に夜間の数値を極端に落として、ULも100Mに抑えている?
いずれにしても景品表示法に抵触しそうな数値ですね。
今後、曜日などを変更して、再現性の検討も行う予定です。
ソフトバンク光というものの、回線の大元はNTT光通信網。今回の現象はソフトバンク特有なものなのでしょうか。その解明は追加資料も携えてソフトバンクに問い合わせることになります。
それとも消費者庁に告っちゃおうかな?
その後: So-netに変更した結果
その後、接続会社をSo-netに変更したところ安定してDLで400Mが出るようになりました。
これは明らかにSoftBankの責任と思えます。
まぁ、So-netがIP6接続と有利ですが。
なんかなぁ・・・・