瓢塚古墳(ひさごづかこふん)地味だけど見る価値あり
2020/01/19
文化庁調べの古墳の数を見ると兵庫県はダントツ一位の17,647件。二位の鳥取県が12,546件ですからその差は歴然。ということで兵庫県を歩けば古墳に遭遇するチャンスが至る所であります。この記事で紹介の瓢塚古墳(ひさごづかこふん)も街中にひっそりとたたずんでいます。
兵庫県には2万近くも古墳がある。
出典:埋蔵文化財関係統計資料 ―平成28年度―, 平成29年3月 文化庁文化財部記念物課:
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/pdf/h29_03_maizotokei.pdf
だからその存在をいちいち気にしながら生活なんてみんなしていないと思う。
この瓢塚古墳(ひさごづかこふん)もまさにそうで、住宅街におもむろに未整備な丘があるような感じで、周りには家屋やガソリンスタンドなどが普通にあります。
これを見ることを目的に訪れなければ知らずに通り過ぎてしまうことは必至です。
これを古墳とは気づかない
自動車の往来の多い道路の脇にあるちょっとした起伏。
これが古墳とは気づきませんね。
かくいう私も最初は気づかずに通り過ぎてしまいました。
石碑が無ければ絶対にわからない
近くの空き地に車を他停めて、古墳を探索。
GoogleMapで示す場所に起伏があるので多分これ?
そして回り込むとこぢんまりした石碑があり瓢塚古墳であることを確認できました。
家の軒先まで迫る古墳
家屋の軒先近くまで古墳の敷地が迫ってます。
ちなみに、家の向こうの起伏が円部で、手前の起伏が方部です。
家から前方後円墳を借景できるのは幸せ?
上空から見ると前方後円墳の姿がくっきり
Googleおじさんの力添えで上空から瓢塚古墳を見てみます(Google Earthです)。
少しいびつな前方後円墳の姿が現れます。
兵庫県姫路市勝原区丁(よろ)地区は古墳が多くあって、その中でも瓢塚古墳は大きいものです。未発掘の墳墓ながらその規模の大きさより、かなりの権力者の墓とされています。